189. 今は「デフレ」ではない~PLOG、労働保蔵、潜在成長率~

CPIかコアかを問わず、現在のアメリカ経済とユーロ圏経済は、明らかに厳密かつ古典的な意味で「デフレ」には陥っていない。しかし、双方の経済がアウトプットギャップの点で大きな問題に直面していることは論を俟たない。dis-inflationとアウトプットギャップが相当程度の期間続く状態は、"PLOG"(=Persistent Large Ou…
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188. 日銀がNGDPターゲティングを採用することはない(其の参)

さて、これまで2回に渡り、BOJの基本スタンスについて取上げてきた。おさらいも兼ね、ここでもう一度BOJビューを整理すると; BOJの基本スタンス ①日本経済低迷の最大の要因は潜在成長率の低下 ②潜在成長率が低下した、あるいは低下してきている理由は人口動態と低いTFP ③金融政策のみで「デフレ」に対処することには限界がある …
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187. 日銀がNGDPターゲティングを採用することはない(其の弐)

WSJとのインタビューの冒頭、「恩師」フリードマンについて聞かれ、白川総裁は以下のように述べている。重要なので長いが該当部分を引用する(強調はわたしによる)。 "The Wall Street Journal: I wanted to start off talking about Milton Friedman, who was o…
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186. 日銀がNGDPターゲティングを採用することはない

「183. QE3は必要ない」で、「実はBOEがNGDPターゲティングを行っているのではないか、というのはよく知られた話だが、仮に、そう遠くない将来Fedが明確にNGDPターゲティングを採用した場合(その可能性はまだ低いながらも日増しに高まっている)、BOJの金融政策に影響はあるのだろうか。もっと端的に言えば、BOJが将来的にNGDPタ…
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185. テイラールールか、NGDPターゲティングか

英エコノミスト誌のGreg Ipが、NGDPターゲティングに疑念を呈しており、話題となっている(但し、反対はしていない)。すかさず、同僚から「何言ってんだ、お前?」(いや、もっと上品ですけど)という趣旨のツッコミが入っている。体裁は「ブログ」だが、同じ社内でも意見の相違を表明出来る点は、同誌の風通しの良さを伺わせる(日本じゃありえないだ…
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184. ゼロ金利制約下でも金融緩和は有効だと教えているはずなんだが

殆どの主流派の経済学者は、マクロ経済学を学生に教える際、以下の2つを伝えているはずだ(ややこしくなるので、今回ガチなRBCerとAustrianには横で休んでいてもらう)。 ①景気変動の対処は、中央銀行がインフレ率とアウトプットギャップを勘案し、適切な金融政策により行う。これと乖離するような財政政策は金融政策によって打ち消される。…
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183. QE3は必要ない

Romerによる援護射撃 FedがNGDPターゲティングを採用するよう主張した、RomerのNYT寄稿文*が話題となっている。この寄稿文を受け、池田氏の「ライバル」クルーグマンも再度NGDPターゲティングに対する支持を表明**しており、NGDPターゲティングに対する注目度は益々高まっている。FTは、Fedも今後の金融緩和策を協議する上…
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182. Re:円安誘導は輸出産業「救済」が目的ではない

以前、Matt Rognlieが掲題の点について、同じ内容のことを述べていたので転記しておきます*。その他のターゲット設定の可能性についても、元論文も付けて纏めていますのでご参照下さい。 (太字と下線は私が付けました。) "Svensson’s “foolproof way”, for instance, is best v…
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181. 円安誘導は輸出産業「救済」が目的ではない

「今は円高ではない」、と全く有り難くもない現状認識を披露する「経済学者」が未だにのさばっているので*、以下手短に円安はEP脱出の手段であって、輸出産業「救済」が目的ではないことを簡単に確認したい。 * 最近、彼の曲解、誤解、無理解については十分述べたので、該当する記事のリンクは付けない。 176. NGDPターゲティング(池田信…
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179. デフレ脱却議連の政策提言をDQN風にDISる

グンマーで、DQNと思われる二人組に絡み、警察官1人が重傷を負うという痛ましい事件*があった。グンマーの治安回復確立には、まだまだ時間がかかりそうだ。 * 逃走車が警官ひく、別の警官が威嚇発砲 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20111023-00000009-jnn-s…
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178. NGDPターゲティング>PLターゲティング

NGDPターゲティングか、PLターゲティングか 前回177で、Woodfordの主張を彼のFT寄稿文を引用する形で紹介した。後半部分で、 「...WoodfordはBOJを引き合いに出して金融政策が無力だと言っているどころか、BOJの過ちを繰り返さないためにも、必要とされる更なる金融緩和を実現するためNGDPターゲティング等の"…
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177. 池田信夫氏の主張と違い「大御所」ウッドフォードはNGDPターゲット推奨な件

前回、池田氏が金融政策についていかに摘み食いする傾向にあるかを指摘したが、巷では未だに彼を支持する声も多いので、今回具体例を一つ取上げてみたい。 前回も引用したが、池田氏は「日銀の後を追う世界の中央銀行」において、以下のように述べている。 「『市場の変相』の著者エラリアンは、「QE2は経済を回復させる効果がなく、原油などの悪…
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176. NGDPターゲティング(池田信夫氏がまた一方的に勝利宣言しているわけだが...)

「一方的に勝利宣言」という得意技で、またもや「リフレ派」を鎧袖一触に屠った感がある池田氏だが*、原発評論家として益々多忙な彼の金融政策に関する誤解と無理解を、以下指摘したい。 * 直近の例は以下参照。 金融政策から財政政策へ http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51737475.ht…
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175. 高まる在沖海兵隊不要論

在沖海兵隊は不要 沖縄の米軍基地を取り扱った、Foreign Affairsの以下の寄稿文が話題となっている*。 *Tokyo's Transformation How Japan Is Changing―and What It Means for the United States http://web.mit.edu/c…
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174. 国内PE「御三家」は何故蹉跌したのか

国内PE「御三家」とは、言わずと知れたユニゾン、アドバンテッジ、MKSの三社を総称したもの、ということは皆様ご存じの通りだ。ブログ#160において、この3社を「誤算家」又は「御三狂」と揶揄して取上げたことを覚えておいでの読者もおられよう。 表題の、"国内PE「御三家」は何故蹉跌したのか"という問題提起は、言い換えれば以下の三つの項…
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173. 金融業界今昔物語

黎明期における山師達の活躍 日本において、いわゆる投資銀行という存在が一般的に社会に認知されるようになったのは、1990年代半ば以降のM&Aアドバイザリー業務における「バルジブラケット」の活躍によってではないだろうか。実は80年代から、一部の投資銀行もモノによってはマーケット・サイドにおいて主要なプレーヤーだったわけだが(今は亡きソロ…
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172. PIPEsをどう捉えるか

起:ACのアービトラージ 以前、PEとActivist(以下、面倒なので"AC")に関し、その投資リターンの源泉について取り上げた。 153. PEファンド及びActivistファンドのリターンの源泉 http://fattailalpha.at.webry.info/201009/article_1.html かなり前…
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171. 金持ちの方が幸せらしいが重要なのは隣の奴より稼いでいるかどうか

◇金で幸せは買えるのか イケ面と美人は得をする トルストイが残した遺産の内の一つに、以下の良く知られた名言がある。 「幸福な家庭の顔は、互いに似かよっているが、不幸な家庭の顔は、どれもこれも違っている。」 "Happy families are all alike; every unhappy family is unhap…
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